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仮名序〜むすびの一文


仮名序を締めくくる結びの一文。
どこから切って載せるか迷いました。それぞれ好きな箇所があるだろうなぁと思いながら。
しみじみと、定家はすばらしい言葉の使い手と思います。

○原文
たとひ時うつりことさり、たのしびかなしびゆきかふとも、この歌のもじあるをや。
あをやぎの糸たえず、松のはのちりうせずして、まさきのかづらながくつたはり、とりのあと久しくとどまれらば、歌のさまをもしり、ことの心をえたらむ人は、大空の月を見るがごとくに、いにしへを仰ぎて、今を恋ひざらめかも。

○注釈
*この歌のもじあるをや・・・この歌の文字は変わらずにある。(諸説がある)
*いにしへ・・・万葉集以後の古歌。
*今を恋ひざらめかも・・・古今集を仰ぎ恋う意。

(「古今和歌集」窪田章一郎校注/角川日本古典文庫)
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仮名序〜はじめの一文


古今和歌集の冒頭に、仮名で綴られた序文。
この仮名序を初めて読んだときからぎゅっと心に残り、ここに挙げる段落はそらで覚えてしまったほど。
人と歌との繋がりを描ききる、ほおっとする一文です。

○原文
やまとうたは、人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれりける。
世の中にある人、ことわざしげきものなれば、心に思ふことを、見るもの聞くものにつけて、言ひいだせるなり。
花に鳴く鶯、水にすむかはづのこゑをきけば、生きとし生けるもの、いづれか歌をよまざりける。
力をもいれずして、天地(あめつち)をうごかし、目に見えぬ鬼神(おにがみ)をもあはれとおもはせ、男女(をとこをうな)のなかをもやはらげ、たけきもののふの心をもなぐさむるは歌なり。

○注釈
*ことわざ・・・生活上の事件と行為。
*鬼神・・・死者の霊魂
*たけきもののふ・・・勇猛な武人

(「古今和歌集」窪田章一郎校注/角川日本古典文庫)
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冬ながら


○原文
雪のふりけるをよみける  きよはらのふかやぶ
冬ながら 空より花の ちりくるは 雲のあなたは 春にやあるらむ

○訳
冬なのに空からひらひら花が舞い落ちてくるなんて、きっとあの雲の彼方には、柔らかな春が眠っているのでしょう

「古今和歌集/巻第六/冬歌」
(引用:角川日本古典文庫「古今和歌集」/窪田章一郎校注)
上記校注を元に、ちよ。が勝手に訳。
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